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バックナンバー
 

▼最新号
2月1日号(No.123)
山崎長郎氏他の講演---ジルコニア接着システム(1面)
日本歯科医学会評議員会--認定分科会の承認基準を制定(2面)
アジア予防歯科学会---健康志向を支援する予防歯科を討議(2面)
日本歯科商工協会---20周年記念並びに賀詞交歓会(3面)
日本歯科医師会---歯科診療所医療安全管理指針(4面)

日本歯科医師連盟---診療報酬改定で4項目要求(5面)

記者の視点---「医療と経済」の方向性(7面)

医療機器保守点検啓発---パンフレットを作成(8面)


審美修復におけるマテリアルの選択
―新期開発ジルコニア接着システムを用いて―

松風の特別講演会「審美修復におけるマテリアルの選択?新期開発ジルコニア接着システムを用いて?」が1月21日,東京・新宿NSビルホールで開かれ,370名余が参加した.
「審美修復治療の新たなる展開」で講演した山崎長郎氏(東京・原宿開業)は,オールセラミック修復の利点(どのように使うか.使った時の長所と欠点などを症例で示す)につて述べるとともに,レジンセメントの特性と選択についても見解を明らかにした.
質問に対しては,「理論的に経済的にもジルコニアできると思う.ベースの色さえコントロールされていれば,酸化アルミナでもうまくいくと思う.ジルコニアの一番のアドバンテージは,強度と下地の色を消せることだ.歯科技工士も作りやすい.メタルがうまければジルコニアも,うまくできるはずである.強度に対する安心感で使う場合もある」と述べ,メタルセラミックには否定的見解を明らかにした.

認定分科会の承認基準を制定
―日本歯科医学会評議員会―

 日本歯科医学会(江藤一洋会長)は1月19日,新歯科医師会館で評議員会を開き,同学会の規則の一部を改正した.
目的は,学会組織の質を担保し,活動および行動目標を国民に向けて分かりやすく明示することである.また,組織基盤のさらなる拡大,救心力と影響力の強化を図りたいとしている.具体的には,新しい時代に即した加入分科会の増加の促進であり,認定分科会の承認基準を新たに制定した.

健康志向を支援する予防歯科を討議
―AAPDが岡山で開催.日米で政策の目標設定に大きな違いも―

2006年11月29日から3日間にわたり,岡山大学創立50周年記念館において,第7回アジア予防歯科学会(7th Congress of Asian Academy of Preventive Dentistry;渡邊達夫学会長)がWHO,IADR-PAPF(Pan Asian Pacific Federation),日本歯科医師会,日本口腔衛生学会,日本歯科衛生士会の後援のもとに開催された.
Health-oriented Concept in Dentistry”のテーマのもと,3つテーマの特別講演,4つテーマのシンポジウム,2つのテーブルクリニック,82題のポスター発表に300名余りの国内外の予防歯科関連の歯科医師,歯科衛生士等が参集した.

 産業ビジョンでアクションプラン
―日本歯科商工協会創立20周年記念並びに賀詞交歓会―

日本歯科商工協会創立20周年記念並びに賀詞交歓会が1月10日,東京・飯田橋のホテルグランドパレスで行われ,日本歯科器械工業協同組合,日本歯科材料工業協同組合,日本歯科薬品協議会,日本歯科用品輸入協会,日本歯科用品卸商業協同組合,日本歯科用品商協同組合連合会,日本歯材同友会,日本歯科コンピュータ協会,日本歯学図書出版協会等,傘下の会員が多数出席した.
 多数の来賓が招かれ,中尾眞会長は挨拶のなかで,「産業人として現在進めている歯科医療器機産業ビジョンは,日本歯科医師会,日本歯科医学会の支援,協力により,平成19年版のバージョンアップを目指した三者協議会が進行中であり,4月には案がまとまる状況です」と紹介した .

 “事故対策で各担当の責任範囲を明確に”
―歯科診療所医療安全管理指針(モデル)―

日本歯科医師会が,「歯科診療所医療安全管理指針(モデル)」をまとめた.日本医師会は平成14年8月にまとめており,歯科に先行して医療事故対策に取り組んでいる.
院内感染対策,医薬品・医療機器の安全使用を含めた医療安全管理体制の確立を,組織として図ることが必要である.医療事故やヒヤリ・ハット事例を踏まえ,1)医療安全管理委員会の開催,2)医療事故の分析および再発防止策の検討,3)医療事故,院内感染防止対策および改善策の立案,4)医療事故防止マニュアル,院内感染防止マニュアル,医薬品の業務手順書および緊急時対応マニュアルの作成等を行う.

診療報酬改定で4項目要求
―日本歯科医師連盟が会見―

 日本歯科医師連盟は1月19日,記者会見し,同連盟が推薦している関係の国会議員(350名)に対し,診療報酬改定を要求することを明らかにした.
『要求内容』
1) 医学管理等における文書増加,義務化の要件の撤廃,2)歯周治療の管理問題,3)保険給付外の補綴物の処理については,即時,元へ戻してほしい,4)医療費の内容がわかる領収書は,歯科算定が複雑で義歯の調整料が月に1回であり,患者さんに誤解がある.義歯調整に時間がかかっても点数が低い.また,わずかな処置で点数が高いこともある.患者から見てもわかりやすい領収書にしてほしい.

記者の視点 
―「医療と経済」の方向性―

日本歯科医師会雑誌1月号に掲載された座談会「医療と経済」を興味深く読んだ.この中の権丈善一慶応義塾大学商学部教授の「日本の福祉国家は日本の水準ゆえに,日本固有の問題の方向性というものがあるのではないか」という指摘が注目された.
今まで,誰も論及しなかったので,権丈教授の考えは斬新である.
 それは,医療費の生産,支出,分配の三面等価論である.
 生産面,支出面を抑制することは,分配面が犠牲となり,痛い目に遭遇していることを意味している,と指摘する.
 最後に,権丈教授は,「医療をよくするのは市場でもなく,規制でもなく,専門職の規範だ」と述べている.    (吉川 常夫)

「医療機器保守点検啓発」 パンフレットを作成
―パンフレットを作成―

  日本歯科商工協会は,「医療機器保守点検啓発」パンフレットを作成し,歯科医院に配布している.4月に改正される医療法の,医療機器の保守点検に関わる省令の主旨を伝える考えである.
保守点検は,医療機器の安全性と性能の維持を図るのが目的であり,医療法では保守点検は医療機関の業務として,自ら適切に実施しなければならないと定められている

News Head Line

12月23日〜1月25日

 ★歯の根元から幹細胞.
岡山大学の園山亘助手(補綴学)らは,発育中のヒトの歯の根元から新たな幹細胞を発見した.ブタの実験で歯の一部をつくることができ,歯の再生医療に使える可能性がある.抜いた智歯の先端部分で見つけ「歯乳頭由来幹細胞」と名付けた.これまで発達を終えた歯から幹細胞は見つかっていたが,今回の幹細胞はそれより約15回多く分裂し,象牙質は約3割多くできた.

★高ミネラル飲料が口腔内免疫に影響.
赤穂化成は,海洋深層水から調製した高ミネラル飲水を使用した洗口または飲用が,口腔内の免疫を機能させるS-IgA濃度を向上させる可能性があると「第10回海洋深層水利用学会」で発表した.

★法改正で医療機能情報はネットで公開も.
厚労省は,4月から始まる情報提供制度や医療安全対策などにての医療法施行規則の一部改正案をまとめた.案によると,都道府県知事は何らかの紙面やインターネットなどを用いて住民・患者に機能情報を公表する.また病院が公表する情報は,差額ベッド数と金額などの選定療養の状況から,治験実施の有無・契約件数,地域連携クリティカルパスの有無,患者満足度調査結果の提供の有無,死亡率など治療結果に関する分析の有無,医療機能評価機構認定病院など計57項目.診療所は50項目,歯科診療所は32項目,助産所は27項目となっている.

▼最新号
1月1日号(No.122)
科学研究費補助金研究成果報告会---歯周組織細胞を用いた歯周組織再生療(1面)
歯科医療情報機構---シンポジウム「誰のための歯科医療か」(2面)
日本歯科技工学会関東支部の学術大会---CAD/CAMシステム等で講演(2面)
名刺広告---日本歯科医師会など(4〜5面)

医・歯二元論と制度---都 温彦(6面)

医療機器センター研修会---米国およびEUの中古医療機器の動向と将来(7面)

ライフケア協会---ライフケア学会を設立(8面)

アスベスト健康被害---厚生労働省,年金支給へ(8面)


歯周組織再生療法が確立の時期へ
―科学研究費補助金(基盤研究)研究成果報告会―

平成18年度科学研究費補助金(基盤研究)研究成果報告会「歯周組織細胞を用いた歯周組織再生療法の確立と臨床応用」が11月30日,東京女子医科大学弥生記念講堂で開かれた.
「細胞シート工学による再生医療」で特別講演した岡野光夫氏(東京女子医科大学教授,先端生命医科学研究所所長)は,歯根膜に応用できる細胞シートの開発の経緯を明らかにした.現在,心筋細胞シートが開発されており,今後の見通しとして,「長期の安定なものはできない.そこで臓器などの複雑な構造の再生には,新しいアプローチ,基本的なコンセプトが必要である」と現状を述べた .

「誰のための歯科医療か」
―歯科医療情報機構シンポジウムから―

 特定非営利活動法人歯科医療情報機構は11月26日,日本生命日比谷ビルで,シンポジウム「誰のための歯科医療か」を行った. 座長は医療ジャーナリストの和田努氏(元NHKディレクター)で,江藤一洋氏(日本歯科医学会会長)が,「歯科の活力なくして歯科医療の活性化なし」と題して考え方を述べた.石井拓男氏(東京歯科大学千葉病院長)は,「歯科領域における診療ガイドライン」で,「我が国における独自性を模索することは必要である」と発言した.
患者の立場を代表して,辻本好子氏(ささえあい医療人権センター理事長)は,「歯科医療の質をどのように構築するか」で,「一人ひとりの患者の内なる声に,もう一つ耳を傾けている,そんな歯科医師に出会えることを私は心から願っている」と電話相談を踏まえて語った.

CAD/CAMシステムの現状,利点等を紹介
―日本歯科技工学会関東支部学術大会―

  日本歯科技工学会関東支部の学術大会が12月3日,さいたま市浦和区のさいたま共済会館で「21世紀のデンタルテクノロジー」をテーマに開かれた.
講演は3題行われ,「歯科医療機器と歯科技工」で宮崎隆氏(昭和大学歯学部教授)は,「歯科界ではCAD/CAMは,鋳造や焼成にかわる単に成形加工の一つという認識であったが,実はまったく次元の異なる技術である.産業界では生産システムを一新した.特にシミュレーションやネットワークに連動したCAD/CAMは,生産システムの合理化と高度化に貢献している.歯科だけが特殊な世界であることはできない」と述べた.

 医・歯二元論と制度のあり方を考える
―歯科医学専門学校校長懇談会について―

都 温彦
  昭和17年3月29日,文部省主催の全国歯科医学専門学校教材協議会終了後,全国歯科医学校校長懇親会を兼ね歯界諸般の懇談会が開かれた.その協議会に東京歯科医学専門学校校長代理として出席した西村豊治先生は当夜の懇親懇談会の代理出席の懇請を辞されて帰られたという.
同夜の懇談会では8校の校長および教授が打ち揃って一元化か二元化かの意見を交換した結果,全員が医歯一元化に進むことを申し合わせた .

 医療機器センター研修会から(下)
―「米国およびEUの中古医療機器の動向と将来について」―

  米国のメリーランド大学医療センター臨床工学部門部長のロバート・スティ?フル氏は,「中古医療機器の市場規模は,30?40億ドルで,新しい医療機器は800億ドル」と紹介した.研修会に参加した中古医療機器を扱うインサイトの渡辺慶明代表(医療機器二次流通協会会長)は,「EUに関しては,現状の日本(薬事法)とかなり近いものがあります.米国に関してはさすが自由主義だけあり,中古に対する動向もまったく違います.基本的には,買い手がすべてリスクをとる.つまり,医師が医療機器の取扱いのプロであり,使用者であるということがその理由です」と感想を語った.

口腔ケア・介護活動支援へ
―ライフケア協会がライフケア学会を設立―

  特定非営利活動法人ライフケア協会(久保木富房理事長,東京大学名誉教授)がこのほど,ライフケア学会(鴨井久一学会長,日本歯科大学名誉教授)を設置した.同協会は口腔機能部会,栄養・運動部会,健康心理部会や口腔ケア委員会などで組織されており,口腔機能部会の部会長に理事の鴨井氏が就任した.

アスベスト健康被害が広がる
―厚生労働省,救済で法律制定し年金支給へ―

 NHKテレビ首都圏ネット「アスベスト健康被害が広がる」11月27日放映で,歯科技工業界に波紋が広がっている.
リボンアスベストは,耐熱,抗張性,化学的安定に富み,しかも安価で,精密さが求められる歯科技工の工程では不可欠なものであった.東京・江戸川区の歯科技工士は27年間,歯科技工士として働いてきたが,昨年4月にアスベストの曝露で中皮腫の疾患が出た.なお,厚生労働省は,「石綿による健康被害の救済に関する法律」を制定し,特別遺族年金および特別遺族一時金を支給することとなった.支給請求の受付は,3月20日からの予定である .

News Head Line

11月26日〜12月22日

★幼稚園児で11年ぶり虫歯増加.
文科省の学校保健統計調査の速報によると,幼稚園児での虫歯経験者の割合が前年度を0.8ポイント上回る55.1%となった.

★新規参入歯科医師数は1200人が適当.
厚生労働省の「今後の歯科保健医療と歯科医師の資質向上に関する検討会」(座長:斎藤毅氏)は中間報告で,平成37年には約1万1千人の供給過剰が見込まれる.

★テルモ,オリンパスが生体材料で共同事業.
オリンパスの100%子会社で生体材料と再生医療を事業とするオリンパスバイオマテリアルに,テルモのコラーゲン事業を統合する.両社の技術を融合させた新しい製品の開発を目指し,整形外科,歯科,口腔外科,形成外科,皮膚科等における生体材料事業を展開する.4月1日からオリンパス テルモ バイオマテリアルと社名を変更する.

★かめばかむほど"頭が良くなる"新メニュー.
ロイヤルホストは,噛みごたえがあり,咀嚼力をつけることで"頭が良くなる"新メニューを東京農業大学と共同開発したと発表した.「かむかむ30」シリーズ第1弾の「発芽玄米の健康プレート&スープ」は,かみごたえのあるものを中心に30品目もの食材を使う.よくかむと脳内の血流量が増えるとともに脳細胞の働きが活性化するといわれている.


12月1日号(No.121)
医科,歯科連携で"予防に勝る治療なない"(1面)
全国学校歯科保健研究大会開く---食と咀嚼の重要性を確認(2面)
日本口腔顎顔面技工研究会大会---"歯科技工の可能性広げる"(3面)
日本歯科衛生学会学術大会---業務ほか将来展望を各立場で議論

日本臨床矯正歯科医会大会発表より---各種説明書の簡便な作成法(4面)

むし歯予防全国大会---フロリデーション実現へ(5面)

医療機器センター研修会---米国およびEUの中古医療機器

日本食育学会設立---発起人に歯科関係者はなし(6面)

十二大市歯科医師会役員連絡協議会---地域歯科保健テーマに意見交換(7面)

夢見るこども基金---疑惑があると歯科医師ら会見

入れ歯師篤次郎の思い---歯科技工士になって(8面)


医科,歯科連携で"予防に勝る治療なない"

 第9回日本歯科人間ドック学会学術大会(大会長:宮下元昭和大学歯学部教授)が「健診が寄与する暮らしの健康」をメインテーマに11月18日,昭和大学上條講堂で開かれた.一般口演13題,特別講演,シンポジウムが行われたが,特に成人の口腔検診が一部の企業でしか実行されておらず,改めて歯科人間ドックの役割と発展が期待された.
シンポジウムは,「ドックは健康にどのように寄与しているか」をテーマに行われた.座長の宮下氏は,「健康を歯科だけでなく,歯科以外の講師の話を聞き,一つの話題づくりをしたいと主旨を述べた.医科の人間ドックでは,かなりの実績を上げている様子がわかったが,歯科はこれからの発展分野と思われた .

「生きる力」は「人間力」,食と咀嚼の重要性を確認
―全国学校歯科保健研究大会開く―

 第70回全国学校歯科保健研究大会(主催文部科学省・日本学校歯科医会・日本学校保健会・千葉県・千葉県教育委員会・千葉県歯科医師会.後援厚生労働省・日本歯科医師会・日本歯科衛生士会他31団体)が10月19,20の両日,千葉県浦安市舞浜のシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルで「歯・口の健康つくりの総合的展開を目指して」-生きる力をはぐくむ学校歯科保健…今,学校歯科から「食」を考える-を主題に開かれた.記念講演,シンポジウム,日ごろの実践を踏まえた領域別研究協議が行われた.
 歯・口の健康つくりでは,子どもたちに,より理解しやすい学習材と方法論を提供する必要がある.歯と口は,目で見て,触って確かめられる健康課題である.本質的に,学校における健康つくりで培った知識と態度,慣習によって基本的な「生きる力」が育っていくことなどが確認された.

"歯科技工の可能性広げる"
―日本口腔顎顔面技工研究会が大会―

 第8回日本口腔顎顔面技工研究会大会(大会長:里見孝山形大学医学部附属病院歯科口腔外科)が11月4日,山形市双葉町の山形テルサのアプローズで開かれた.
 開会式で挨拶した里見大会長は,「これまで,懇話会として発足し,第1回は大阪医科大学歯科口腔外科の樋口哲志先生が幹事を務め開催した.懇話会を研究会に改め,初めての大会を山形で開催できることは光栄だ.山形歯科医師会,山形歯科衛生士会,山形歯科技工士会,宮城県歯科技工士の支援をいただき感謝したい」と述べた .

 日本歯科衛生学会学術大会
― 業務ほか将来展望を各立場で議論―

  日本歯科衛生士会・日本歯科衛生学会が主催する,第1回日本歯科衛生学会学術大会が,11月23,24の両日,東京国際フォーラムで開催された.記念シンポジウム「歯科衛生業務の向上を目指して」,「高齢社会の健康とQOLを支える歯科衛生士の役割」,および口演発表,ポスター発表が行われた.
 注目された「高齢社会の健康とQOLを支える歯科衛生士の役割」は,石井拓男・東歯大教授の基調講演,「8020臨床からのアプローチ」宮地建夫氏(東京都開業),「経口摂取とQOL」東口高志・藤田保健衛生大学教授,「チーム医療における口腔ケア」山根源之・東歯大教授などのパネリストで行われた .

 第34回日本臨床矯正歯科医会大会発表より
― 各種説明書の簡便な作成法 -1 ―

─ 診療報酬改定に対応して ─
松田哲明(鹿児島市・松田矯正歯科)

 平成18年4月の診療報酬改定に伴い,保険適用の患者さんに対しては,歯科矯正診断料,顎口腔機能診断料,歯科矯正管理料,フォースシステムの4項目について,それぞれ説明書の作成,患者さんへの説明,患者さんへの説明書提供,説明書の写しの診療録への添付が必要となった.
 これら4項目において,説明書の作成から説明書の写しの診療録への添付までの作業を,より効率的かつ簡便化することが望ましいと考える.
 今回,日本臨床矯正歯科医会から送付された説明書の雛形をもとに,パーソナルコンピュータを用いて簡便化した説明書を作成したので,その概要について報告する

医療機器センター研修会から(上)
―「米国およびEUの中古医療機器の動向と将来について」―

 財団法人医療機器センターは11月16日,東京・千代田区神田駿河台の全電通労働会館で「米国およびEUの中古医療機器の動向と将来について」をテーマに生涯教育研修会を開いた.参加したのは,医療機器企業と歯科機器企業の関係者.
 EU市場について講演したジョス・パッツィー氏(元EU委員会工業省長官の顧問,同省元局長,JKNコンサルタント社上級管理者)は,中古医療機器の動向について講演し,メーカーの対応なを詳細に語った.

フロリデーションをすすめるために
―第30回むし歯予防全国大会で議論―

NPO法人むし歯予防フッ素推進会議は,10月28日,東歯大血脇記念ホールで,第30回むし歯予防全国大会を開催した.
シンポジウム「フロリデーション実現への課題」では,小林清吾氏(日大松戸歯学部教授),佐久間汐子氏(新潟大学講師)をコーディネーターに,池主憲夫氏(日歯常務理事),中村宗達氏(静岡県東部健康福祉センター技監),筒井昭仁氏(福岡歯大助教授)など各立場から発言があった.

日本食育学会設立
―発起人に歯科関係者はなし―

日本食育学会設立記念シンポジウムが11月17日,東京農業大学で開催された.会場となった百周年記念講堂は満席となり,全国から1,200名が参加した.
記念シンポジウム「食育の原点?味覚を育てる」は,勝野美江氏(農水省消費者情報官補佐),服部幸應氏(服部学園理事長),藤吉久美子氏(女優),結城登美雄氏(民族研究家)をパネリストに招き行われた.なお,発起人に歯科関係者はいなかった .

逆境の中での地域歯科保健テーマに意見交換
―十二大市歯科医師会役員連絡協議会―

 第39回十二大市歯科医師会役員連絡協議会が10月28日,千葉県歯科医師会主催で三井ガーデンホテル千葉で開かれた.約120名の参加者が3会場に分かれてメインテーマ「逆境の中での地域歯科保健-今こそ明るく元気な歯科医師会のために-をめぐり会長専務理事会議のほか第一分科会は口腔ケアに対する各市の取組みについて,第二分科会は,歯科医師会の活性化について協議した.
会長専務理事会議には,日本歯科医師会から箱崎守男副会長が大久保会長の代理として出席し,各議題に答えたが,「日本歯科医師会の代議員の延長のような協議会になった」と批判的な声があった .

夢見るこども基金の疑問点
―日本顎咬合学会元理事長河津氏らが会見―

 ユニセフ大使のアグネス・チャンさんが関わっていた「夢見るこども基金」が揺れている.事務局長古市悟氏らの運営と経理面の不正疑惑.横領,背任を示唆する告発が,設立に携わった人たちから行われた. 古川事務局長は,常任理事でもあり,元はスポーツ報知西部本社取締役編集部長.
 福岡県歯科医師会,読売新聞や日本航空,福岡放送,元NHK解説委員,日本通運関係者が理事や実行委員に名を連ねている.会見で基金の経理疑惑を追求する河原英雄氏,河津寛氏ら歯科医師グループが,資料を提示した.しかし,根拠となる数字に説得性が感じられない,とする記者の声もあった.基金側に取材したが真相は薮の中である .

入れ歯師篤次郎の思い(7)
―歯科技工士になって良かった?―

 私は,約30年3000症例くらい義歯を製作してきた.今,振り返って自分で選んだこの職業は良かったのか? 全ての症例を写真に撮ることと患者さんの顔を撮ってきた思いを今回は記した . 

News Head Line

10月26日〜11月25日

★妊娠中摂取で母から子へキシリトール効果.
日本フィンランドむし歯予防研究会は,岡山大学の仲井雪絵助手により妊娠中から出産後にかけて,母親が天然甘味料「キシリトール」を摂取することで,母から産まれてくる子へ,ミュータンス菌感染が抑えられる効果が実証されたと発表した.

★ラクトフェリンに歯周病菌抑制作用.
森永乳業は新潟大学吉江弘正教授らとの共同研究で,乳由来のタンパク質ラクトフェリンの歯周病菌抑制作用をヒト試験で初めて確認した.歯周病患者の歯周ポケット内に存在する歯周病菌「プロボテラ・インターメディア」を抑制する作用があることを示した.

★フッ素とりすぎ,骨もろく.
富山大医学部と富山県衛生研究所のグループによる中国・内モンゴル自治区の女性の調査では,都市部の女性に比べ,骨密度が10%近く低く,骨が血液中に分解される度合いを示す値も著しく高かった. 原因を調査したところ,現地の人々が飲む井戸水や,タン茶という独特の茶に,通常よりも多いフッ素が含まれていることを確認した.

★オリンパスが歯科分野参入.
第一弾として,患者の歯をデジタルカメラ搭載の小型端末で撮影し,人工歯の最適な色や明るさを自動的に選び出す測色システムを販売開始した.目視による選定に比べ色ズレなどが少ないことを訴求する.システムはデジカメつき端末と色見本データつきのソフトで,約80万円.


11月1日号(No.120)
日本歯科麻酔学会---予想外のできごとへの対応の指針を(1面)
日本レーザー歯学会学術大会---基礎研究と臨床応用の接点(2面)
日本外傷歯学会---螺良修一(3面)

日本矯正歯科学会大会---矯正歯科の新たな広がり(4面)

日歯定例会見---研究機関は日歯単独で(5面)

医・歯二元論と制度---理念と主張(6面)

記者の視点---医事処理の検証を(7面)

忘れえぬこと--松尾 通(8面)


予想外のできごとへの対応の指針を
―日本歯科麻酔学会―

 第11回国際歯科麻酔学会議(大会長:金子譲東京歯科大学学長)が第34回日本歯科麻酔学会総会・学術総会(大会長:一戸達也東京歯科大学教授)と併催で,10月4日から7日まで,パシフィコ横浜で開催された.国際会議は,3年ごとに世界各地で開かれているが,今回は,「実証的医療および品質管理に基づいた歯科麻酔学に関する新しい国際基準の策定」がテーマであった.4日は,三笠宮親王殿下のご臨席のもとで開会式が行われた.同会議は15カ国22の団体で構成されており,多数の講演,シンポジウム,一般演題発表,セミナーなどが行われた.日本口腔外科学会合同シンポジウムの概要を掲載する .

基礎研究と臨床応用の接点
―日本レーザー歯学会学術大会―

 第18回日本レーザー歯学会学術大会が,10月7,8の両日,千葉県・幕張メッセ国際会議場で開催された.「基礎研究と臨床応用の接点」をメインテーマとして,特別講演,シンポジウム,臨床セミナー,認定医講習会講演(要旨別掲)など,大学研究者,臨床家からの興味深い発表が続いた.冒頭,大会長の安孫子宜光・日大松戸歯学部教授は「大学の基礎講座が大会を開催するのは初めてのケースと思います」と述べるとともに,「基礎研究への回帰によって,EBMに基づくレーザー医療を発展させることは重要」と,今大会の意義を強調した.
最近注目されている「低出力レーザーの臨床効果」があるが,そうした背景を受けて清水典佳・日大歯学部教授が特別講演「低出力レーザーの矯正治療への応用」を行った.各論文において,抗炎症,組織賦活,形成促進作用の報告がある中で,「その作用についての説得力のある報告は少ない.しかしながら,その作用は,矯正治療に伴う種々の問題点を軽減する有効な手段であると考えられる」と臨床評価をした .

岐路に立つ日本外傷歯学会

 螺良修一(宇都宮市開業)
 9月16,17日,第6回日本外傷歯学会総会・学術大会が広島大学・広仁会館にて開催されました(大会長:香西克之・広島大学大学院医歯薬総合研究科小児歯科学教授).
 本学会は口腔外科,小児歯科,歯内療法,歯周病,放射線など,歯科医学の様々な分野の臨床や基礎研究を結集し,極めて実践的な内容でバラエティに富んだ演題で構成されている.これまで小児歯科学会,口腔外科学会,保存学会などで個別に議論されてきたであろう口腔外傷について,総合的な知見を深めるためにも,大学関係者や現場の臨床医が本学会にも多数所属することを期待したい .

 よく生きるを目指して"矯正歯科を考える
― 日本矯正歯科学会大会より ―

第65回日本矯正歯科学会大会は9月13?15日,札幌コンベンションセンターで開催された(大会長:飯田順一郎北海道大学教授).大会は第1回日韓ジョイントミーティングと併催となり,韓国からの参加者も多くあり,英語の発表や,展示場で英語会話の多く行き交う集まりとなった.
 例年,開業医の参加の多い学会であるが,本年は「よく生きるを目指して-矯正歯科の新たな広がり-」をテーマとして掲げ,韓国の矯正学会との交流を広めるとともに,臨床現場に展開する新しい動きを検討した.
-  日韓ジョイントのシンポジウムでは,ClassIIIの治療の考え方の検討が行われ,またシンポジウムやセミナーでは,関連分野との連携を考える"口腔機能に関連した新たな広がり""隣接医学との新たな広がり"という小テーマや,矯正治療自体の広がりとしての"歯科矯正診断学の新たな広がり""矯正治療法の新たな広がり"の小テーマを掲げ,矯正治療の役割と新しい技術の検討が行われた .

 研究機関は日歯連盟を外し単独で構成
― 日歯定例会見 ―

研究機関は,日歯単独で構成する.予算は総額4,500万円で,特別会計を設け実施する.委員若干名を置くが,来年3月まで1名の委員を常勤の嘱託として人選をしたい .

連載  医・歯二元論と制度のあり方を考える
―理念と主張について―

都 温彦(福岡大学名誉教授)
東歯は全国12校の全国歯科医専のなかで1校,医師,歯科医師二元制度の妥当性に関して主張したが,東歯同窓の船生秀夫は,「同窓に1人として我々は主張を憂ふ」という一元論支持の論文を歯科公報(昭和17年8月21日発行)に載せた .

記者の視点  感染予防対策に取り組む

 ワールドデンタルショーでは,ある医療法人の経営人の指摘もあって,感染予防対策関連の製品などを見て回った(次号で紹介).インプラントや歯周再生などの外科的治療の普及から,必然的に診療器具の洗浄,消毒,滅菌,保管が重要視されている.
感染予防対策のポイントは,「対患者への安全確保」と「医療従事者の安全確保」である.過日,田口正博氏が,東京・足立区西新井から,東京・新宿区新宿に診療所を移転させた.セミナルーム併設の院内感染予防対策に配慮した新診療室を開設し,内覧会が行われた.田口氏は,歯科医では数少ないインフェクションコントロールドクター(ICD)である .

忘れえぬこと

松尾 通(東京都・松尾歯科医院)
[第8回]
歯科医師という職業を選んだことを自問してみる.プロフェッションとしての専門性に加えて,世界レベルで共通の認識を持てる国際性,自分のことは自分で決められる自由性など,自分の歩いてきた道に喜びと感謝の念を抱いている.
 ただ仕事柄,内にこもりがちであり,視野がせまくなるのを避けようと若い時から,社会性を身につけることに積極的であった.歯科医師という仕事の素晴らしさを,今回の執筆で改めて確認できた.生涯現役を目標に,更なる活動を今後も続けていく所存である.(完) .
 

News Head Line

10月25日〜11月26日

★健康保険証に2次元コードを義務付けも.
厚労省は健康保険証を,すべて個人単位のカードへの切り替えを決め,2010年度からの実施を目指す。個人カード化にあたって,QRコード(2次元コード)の印刷を市町村や保険組合などの運営者に義務付ける方針.

★モリタ,歯科用漂白材に参入.
三菱ガス化学は歯科用漂白剤「ピレーネ」を開発,同市場に参入,大手歯科商社のモリタと国内総代理店契約を結び,全国の歯科医院などに販売する.主成分は光触媒機能をもつ二酸化チタンと過酸化水素.

★NPOが医療事故を検証,賠償額も査定.
愛知県のNPO法人「日本医学歯学情報機構」(理事長:小出忠孝・愛知学院大学長)は,医療事故の際,第三者機関として医療機関の責任の有無を判定し,賠償額を査定する事業を来年4月から始める.警察の捜査や司法の力を借りず,事故調査の透明性を高めて賠償問題を円満に解決するのが狙い.こうした取り組みは全国で初めて.機構は,医師会や歯科医師会などに協力を呼び掛けている

▼ 10月1日号(No.119)
日歯が代議員会---インプラントの保険導入問題等質疑(1面)
日本口腔インプラント学会---社団法人として初の学会大会(2面)

日本歯科技工学会---齋木好太郎氏を新会長に選任(3面)

日歯連盟評議員会---石井候補決意表明(4面)

医・歯二元論と制度---本来の医歯一元化運動(6面)

記者の視点---医事処理の検証を(7面)

日技---「歯科技工所常備録」(DLファイル)を作成(7面)


インプラントの保険導入問題等で見解を求める
―日本歯科医師会が代議員会―

日本歯科医師会の代議員会が9月14,15の両日開かれた.地区代表質問が10題,個人質問が38題で,2日間の質疑に対して,円滑,無難に終わったとの感想を述べる代議員が多かった.
 今回注目されたのは,インプラントの保険導入で佐藤英俊代議員(北海道)が質した内容である.一部の病院と大学病院では,インプラントの保険治療が可能なのに,なぜ一般開業は無理なのか.その矛盾点をついた.つまり,開業医を閉め出す制度を許していいのか,という問いかけであった.初めての質問であったが,満足のいく答弁はなかった .

社団法人として初の学会大会
―日本口腔インプラント学会―

第36回日本口腔インプラント学会が,9月15日?17日,新潟県・朱鷺メッセで開催された.社団法人として初めての大会となり注目を集めた.現在では,歯科医療の分野で,インプラント療法が普及・定着し,臨床家でも関心が高くなっており,メインテーマ「先進展開するインプラント治療」,サブテーマ「人種,食生活によりインプラントに違いがあるか」の下で,国内外から歯科医師,歯科技工士,歯科衛生士など多数が参加し,特別講演,招待講演,シンポジウム,ランチョンセミナー,テーブルセッション,など各会場で行われた .

日本歯科技工学会
―齋木好太郎氏を新会長に選任―

 日本歯科技工学会が9月17,18の両日,広島国際会議場で開かれた.参加者は800名余で前回の(東京国際フォーラム)2,581名の3分の1ほどの参加にとどまった.18日の総会では,齋木好太郎氏(日技副会長,歯科技工所経営)を新会長に選任した.歯科技工士が同学会長になるのは初めてである.なお,総会で会場から,「一般の歯科技工士の学会発表や論文が減少している」とし,英文などの面で規定を緩和してほしいとの要望があった.
特別講演,シンポジウム,テーブルクリニック,デモンストレーション,クリニカルケース・プレゼンテーション,認定士講習会,ポスター発表,器材展示,広島県歯科技工士会創立50周年パーティ・懇親会など多彩な内容であった .

 石井候補「責任を自覚し全力で戦い抜く」
―注目の日歯連盟評議員会開催―

日本歯科医師連盟評議員会は9月22日,新歯科医師会館で開催された.冒頭,永山一行会長は「歯科を取り巻く環境は厳しく,国民の歯科医療,経営問題など看過できない状況になっている.連盟は連盟としての責務があり運動していきたい.改めて本会と連盟が相互に理解・協力することが必要」と要旨述べた.
次期参議院議員選挙の連盟推薦候補の石井みどり氏も参列し,"国民歯科医療の充実""歯科医業経営の安定"など訴えているところです.私自身,全身全霊を尽くして選挙活動をしていきます」と決意を表明した .

連載  医・歯二元論と制度のあり方を考える
―日技 健全な経営と法の遵守を期待―

日本歯科技工士会は,会報・日本歯技の付録としてに「歯科技工所常備録」(DLファイル)を作成し,自営者の会員に送付した.
 厚生労働省の局長通知(平成17年3月)「歯科技工所の構造設備基準と品質管理指針」をまとめたもので,歯科技工所運営の指針となる.また,資料集には,歯科技工録,手順書等の基本モデルを収録している .

記者の視点  医事処理の検証を

  都道府県歯科医師会の医事処理について,検証する必要があるだろう.医事紛争はできる限り避けられるべきであるが,昨今,医療現場では深刻さを増しているように思われる.ある面では,患者側の一方的な言いがかりと見られるケースが起きている.

「歯科技工所常備録」(DLファイル)を作成
―本来の医歯一元化運動にみられた理念と主張―

都 温彦
 昭和17年5月17日,東京において全国歯科医学専門学校連合同窓報国大会が開かれるということについては,都下歯科医学専門学校5校が事前に合議して東京歯科医学専門学校を除外,計画した.その計画が決定した後に参加を勧誘した.これに対する東京歯科医専の強い反発を生じたあらましの一部は前号に述べた.
この招待状に対する受け取り人である東歯同窓会会頭の血脇守之助は文意や筋合,道理が不条理であるので,その趣意や説明の返事を昭和17年5月16日,午後4時までに到着するように,開催責任者である加藤清治宛に求めている .

News Head Line

8月26日〜9月25日

★京大など,歯槽膿漏向け新素材.
京大の北條正樹教授と井元製作所(京都市),再生医療ベンチャーのアルブラスト(神戸市)などは,歯槽骨が溶けてしまった患者向けの新しい再生医療材料を開発した.生分解性樹脂のポリ乳酸の糸を編んだ筒のような形状の材料で,中に骨の元になる細胞を詰めて骨の欠損部分に入れると,細胞が成長して骨が再生される仕組み.

★福利厚生会員に半額でインプラント治療.
パソナグループの企業向け福利厚生代行会社「ベネフィット・ワン」は,人工の歯を埋め込むインプラント治療を,会員向けに通常価格の半額という1本15万円で提供するサービスを始めた.

★04年度の国民医療費32兆円に.
厚生労働省の発表では,2004年度の国民医療費の総額は前年度比1.8%増の32兆1,111億円となり,過去最高を更新した.診療種類別では,一般診療医療費が1.1%増の24兆3,627億円,歯科が増減なしの2兆5,377億円で,薬局調剤は医薬分業がさらに進んだため,7.8%増の4兆1,935億円に膨らんだ.

★閉店コンビニを活用して歯科医の開業支援.
歯科向け医療機器販売などを手掛けるインサイト(千葉県流山市)は,コンビニエンスストアの閉鎖店舗を活用した歯科医院の開業支援に乗り出す.歯科用に改装した店舗を低料金でレンタルし,事業計画策定や口コミを活用したPRもセットで提供.10月にも栃木県で2カ所開業する

9月1日号(No.118)
スポーツ歯科医学会---臨学一体を掲げる(1面)
IADRレポート---螺良修一(宇都宮市開業)(3面)

顔面補綴(修復)---常國剛史氏に取材(4面)

中医協---文書提供等で10月に調査(5面)

参院選---中原&中西の得票分析(6面)

記者の視点---大久保日歯会長が講演


スポーツ歯学が新展開へ
―臨学一体を掲げるスポーツ歯科医学会―

第17回日本スポーツ歯科医学会総会・学術大会は,7月15,16日盛岡市の岩手県歯科医師会館にて開かれた.
 スポーツ歯科の最近の話題としては,この4月から全国の高校ラグビー公式試合でのマウスガード(MG)義務化(3年後には大学,社会人も義務化予定)と,学会認定医制度の発足があった.今後の需要拡大が予想される新展開の中での大会は,日歯会長の大久保満男氏はじめ日歯執行部役員多数が駆けつけ,大きな盛り上がりをみせた.
なお,学会員は現在,約800名.学会理事には日歯,日技,日学歯,SHPからそれぞれ参加枠が設けられ,歯科界一体で振興を図る体制がとられている.総会では,今年度より新理事長となった安井利一氏(明海大学教授)挨拶した .

第84回IADRレポート
―「機能性生体材料の時代へ」―

報告:螺良修一(宇都宮市開業)
 6月28日?7月1日,標記学会がブリスベーン(オーストラリア)にて開催されました.世界各国から基礎・臨床研究者が集う本学会では幅広い分野で様々なテーマが議論され,毎回新しい情報,そして感動を体感することができます.
今回は次世代を担う生体材料の開発,生活習慣に関連する病因論についてなど,将来と日常それぞれの分野でたくさんのトピックを聞くことができました.
新情報は数多く,とても書ききれないがその中から1つのトピックを報告する.修復材料における新しい概念"機能性/親和性生体材料の応用"についてだ .

ここまでできる「顔面補綴(修復)」
―医科と連携し歯科技工士の領域を拡大―

低迷する歯科技工業界.何とかならないのか.活路の一つが顔面補綴(修復)分野であろうか.この分野の先駆けであるアヘッドラボラトリーズの常國剛史氏に取材した.
同氏は顔面修復とは,「顔面もしくは身体に,怪我・腫瘍切除手術・先天的理由などで傷痕をもつ患者に,人工材料(シリコーンなど)を使用し患部の修復物を作製,提供して,社会復帰のお手伝いをする特殊技術です」と述べた .

 歯科診療における文書提供等で10月に調査
―中医協診療報酬改定結果検証部会―

 中央社会保険医療協議会は8月9日の診療報酬改定結果検証部会で,1)医療費の内容が分る明細書の発行状況,2)ニコチン依存症管理料算定における禁煙成功率の実態,3)リハビリテーション患者状況,4)後発医薬品の使用状況,5)歯科診療における文書提供に対する患者意識調査を実施することを決めた.
10月に実施し,12月に調査結果を報告することとなった.是非や賛否があったニコチン依存症管理料算定では,3カ月ごと6カ月後の禁煙成功率を調査するが,19年度も継続的に調査を行う予定である .

中原&中西の得票からみる参院選
―本格スタートの中,地域の取り組がカギ―

 自民党は来年の参議院議院選挙に向け,本格的にスタートした.歯科界では,日本歯科技工士連盟推薦の中西茂昭氏,日本歯科医師連盟推薦の石井みどり氏が,すでに自民党公認を得て選挙活動に入っている
前回の中西選挙,前々回の中原選挙の地域別得票を分析すると,地域としての取り組み姿勢,裏事情がうかがえる.17道府県で中西氏の得票数が,中原氏を上回っていた.得票数は,当時の自民党の背景,政治状況,推薦団体の内部事情など複雑な要素があるが,今後への選挙戦術・対応に示唆を与えたといえる .

記者の視点 定常社会における歯科保健医療

  関東地区歯科医師会役員連絡協議会(7月27日,水戸プラザホテル)は,茨城県歯科医師会が当番県となり開かれた.大久保満男日本歯科医師会会長が「歯科保健医療の今後のあり方」をテーマに特別講演した.
 今日,経済的豊かさの追求に限度が見えてきた.そこで量から質への転換が迫られているのであるが,低成長でも持続可能な福祉国家・福祉社会の実現へ向かう必要がある.大久保会長は,「歯科医療は,そのような質的豊かさを目指すとしたら,どのようなモデルを描くべきか?」と問いかけた .

News Head Line

7月26日〜8月25日

★都道府県HPに全医療機関の診療内容開示を義務化.
厚労省は,全国のすべての病院や診療所(約175,000施設)の診療内容や医師の略歴,医療体制などの情報を都道府県のホームページに掲載させる方針を決めた.

★評価療養・選定療養の区分けに.
中医協は,特定療養費制度を廃止し,新制度の設置を厚労相に答申した.将来的な保険導入を前提とした"評価療養"と,保険導入を想定しない"選定療養"を分類し,評価療養には,従来の高度先進医療と先進医療を統合し「先進医療」のほか,医薬品・機器の治験に係る診療など6項目が分類された.歯科の選定療養は,前歯部の材料差額,金属床総義歯,小児う蝕治療後の継続管理など10項目で,新制度は10月1日からスタートの予定.

★洗口液,06年は200億円市場に急成長.
富士経済がトイレタリー製品市場の動向を調査し,液体歯磨きを含む洗口液が大幅に成長するという動向を発表した.洗口液のメーカー出荷額は2006年は前年比24.1%増の196億円の見込みで,歯周病などについての消費者意識の高まりにともない需要が急拡大する.

8月1日号(No.117)
日本咀嚼学会---咀嚼と健康ファミリーフォーラム(1面)
日本学校歯科保健・教育研究会---設立され第1回研究会(1面)

東京医科歯科大学第1回シンポジウム---新薬事法を批判(2面)

特別寄稿 螺良修一---「ポーラホワイトニング」(3面)

日本歯科医師会---メタボリックシンドロ−ム対策で要望(7面)

日本歯科医師会---口腔保健シンポジウム(7面)


噛むことの大切さをもっとPRすべき
― 市民対象に咀嚼学会が講演とシンポジウムを開催―

 日本咀嚼学会が開催する第12回咀嚼と健康ファミリーフォーラム「噛んで食べることと健康・生きがい」が,6月15日,東京・よみうりホールで開かれた.小泉武夫氏(東京農大教授)の特別講演「咀嚼と和食の底力」が行われ,日本の郷土食の背景と歴史,またその意味と国民の意識について,エピソードを交えて説明した.
続いて行われたパネルディスカッションでは貴重な議論が行われた.食育の視点からも,歯・口腔機能の確保の大切さが論じられた.歯科界からもっと社会にPRすべきである,とパネリストが指摘した.

日本学校歯科保健・教育研究会が設立
―発足世話人に安井利一・明海大副学長―

 日本学校歯科保健・教育研究会が設立され,その第1回の研究会が,6月18日,日本大学歯学部講堂で開催された.研究会から,設立趣旨について次のとおり説明された.「私達は,次世代の国民が健康で豊かな生活を享受し,明るい社会を築いていくためには,学齢期における歯・口の健康つくりに通じた適切な健康教育が必須であると考えている.子供たちへの支援の向上を図るために学校歯科保健に携わる人々との協調と相互の向上も求めていかなければならないと考える.ここで,研究者,学校保健者,教育関係者,行政関係者などが一堂に会して学術的研究を通じて意見交換する場が必要である」.

「強引な新薬事法施行は問題である」
―東京医科歯科大学ー主催の第1回シンポジウム―

 東京医科歯科大学歯科器材・薬品開発センター主催の第1回シンポジウム「歯科器材の開発・改良における諸問題」が,7月19日,東京医科歯科大学歯学部附属病院特別講堂で開かれた.
最初の機会として,歯科分野の産官学が一体となり,歯科器材の薬事申請制度の現在の問題点や今後どのようにしていけばよいか,について意見交換した.マスコミ側から発言した田辺功氏(朝日新聞編集委員)の発言が特に注目された.田辺氏は,「医薬品と医療機器の違いを無視して,強引に厚生労働省が新薬事法を施行した.今日は詳細に聞くことができたが,あまりにもおかしい.日本の常識は世界の非常識,医学の常識は国民の非常識をそのままいったような話だ」と批判した.

 特別寄稿 「ポーラホワイトニングシステム」の優れた持続性について
―第84回IADR(オーストラリア)にて2年間のデータを発表
螺良修一(宇都宮市開業)―

 ポーラホワイトニングシステムの一つ「ポーラナイト10%過酸化尿素ジェル」の治療2年経過後のデータをオーストラリアで開催された第84回IADR(国際歯科研究者学会)ブリスベン大会(6月28日〜7月1日)にて発表した.
ホワイトニング臨床の現状と将来について,「特にホーム法については家庭で行う煩雑さ,限られた適応症例,治療期間が長期に及ぶなど,課題が山積みだ.毎年新たなホーム法専用のジェルが登場するが,尿素や過酸化水素濃度の増減にとどまり,大幅な改良はない.ホワイトニング臨床はまだまだ飛躍のチャンスがあるだろう」と私見を交え述べた.

メタボリックシンドロ−ム対策と口腔の関連などで要望
―日本歯科医師会が19年度制度および予算等で厚生労働省に―

  日本歯科医師会は,平成19年度の歯科保健関係の医療制度および予算等で厚生労働省に要望した.メタボリックシンドロ−ム対策と口腔の問題の関連では,糖尿病や循環器病と口腔疾患の関係を訴えた.
また,肥満対策と,よく噛むことの重要性とその顕著な効果や8020運動は,様々な角度からメタボリックシンドロ−ムの予防の可能性があることを提起した..

口腔保健シンポジウムで多数の市民が歯周病を学ぶ
―「知らなかったではすまされない!お口とカラダの関係」―

 日本歯科医師会主催の第12回口腔保健シンポジウム(世界口腔保健学術大会記念)「知らなかったではすまされない!お口とカラダの関係―歯周病と生活習慣病―」が7月10日,東京・有楽町のよみうりホールで開かれた.
会場は満杯となり,今回のテーマに対する関心の高さがうかがえた.また,質問コーナーでは,歯周病に一生懸命取組んでいる歯科医院の見分け方や電動歯ブラシの効果と選び方などをパネリストに尋ねていた.

News Head Line

6月26日〜7月25日

★指先採血で歯周病判定.
岡山大学の高柴正悟教授らが,指先から採ったわずかな血液で歯周病菌に感染しているかどうかを判定する研究を始めた.全国の10大学と共同で研究,約1000人で検査する.代表的な4種類の歯周病菌に対する抗体の量を調べ,感染の有無を判定する.指先を針で刺して出る1滴の血液で検査できる.

★培養細胞シートで歯根膜再生.
東京女子医科大学先端生命医科学研究所は培養細胞シートを使った再生医療の臨床試験を,東京医科歯科大学など8大学医学部病院と協力しスタート.来年には歯周病で傷んだ歯根膜再生も行う.東京女子医大は凸版印刷などと細胞シートの量産化プロジェクトをスタートしており,10年後をめどに歯根膜と角膜の再生医療を普及させたい考え.

★歯周病の人ほど脳血管障害に.
歯周組織の破壊が進んでいる人ほど,自覚症状がほとんどない無症候性脳血管障害を起こしやすいことが,財団法人ぼけ予防協会の調査委員会の研究でわかった.無症候性脳血管障害を繰り返すと,認知症になりやすいとされ,調査委は歯周病の予防が認知症の予防にもつながる可能性があるとしている.

★愛知県歯科医師会・医師会と協力,骨粗鬆症を発見へ.
パノラマエックス線写真を活用し,骨粗鬆症の早期発見を目指すモデル事業を実施している愛知県歯は来年度から県医師会と協力し,本格的な事業として展開する.発症の可能性が高い人を見つけ,整形外科医らに紹介.早期治療により,高齢者が骨折して寝たきりに陥るのを防ぐことを目指す.2003年から県内8地区の協力歯科医で試験的に導入し,成果が出ていた.

7月1日号(No.116)
歯科保存学会---齲蝕・歯周病の予防研究がトレンド(1面)
桜井参議院議員---歯科ネットワーク総会(2面)

小児歯科学会---社会が育む子どもの未来(3面)

新庄文明---英国の歯科医療改革(5面)

ニチイ学館---子会社日本デンタルサービスを精算(5面)

歯科医療需要等の予測に関する総合研究---予防歯科,インプラントなどに期待(7面)


齲蝕・歯周病の予防研究がトレンド
―日本歯科保存学会春季学術大会―

 2006年日本歯科保存学会春季学術大会(大会長・新井高鶴見大学教授)が,5月25,26の両日,神奈川県民ホールで開かれた.最新の情報として関心を集めている特別講演「ナノカーボン材料とバイオテクノロジー」(飯島澄男・独立行政法人産業技術総合研究所),臨床的に関心をもたれた認定研修会講演「歯科医療を変える齲蝕予防のシステム化の無痛修復」(池見宅司・日大松戸歯学部教授)などに人気が集まった.
そのほか一般公開講座,一般演題,ポスター発表などが行われ,質疑応答が展開された.大会を通して,新しい治療技術,材料より,齲蝕・歯周病などの疾病の管理・予防からの発表が目立ったのは,近年の発表傾向と同様であった.その一方で,バイオフィルムへの対応,レジンセメント,効率的手法などに,依然として高い関心が示された.

「歯科ネットワーク総会・設立3周年記念パーティー」
―「歯科の付加価値提唱」へ桜井参議院議員―

 桜井充参議院議員(民主党)の「歯科ネットワーク総会・設立3周年記念パーティー」が5月21日,東京・千代田区永田町のキャピタル東急で開かれた.最初に桜井議員と同議員後援会の刀根功会長,ネットワークの齋藤毅会長(この日に就任した)の鼎談が行われた.

「社会が育む子どもの未来」
―日本小児歯科学会大会・松本市で開催―

 第44回日本小児歯科学会大会が長野県松本市・まつもと市民芸術館で開催された."社会が育む子どもの未来"をテーマに,海外から招いたトーマス・モデラ教授(スウェーデン・カロリンスク大学)の特別講演,花田信弘・国立保健医療科学院口腔保健部長の教育講演,さらに宿題報告,奨励賞受賞講演,ワークショプが行われた.少子化の中で,小児歯科の方向性や将来展望に関心が集まったが,治療,管理,維持を通して小児の育成・成長をサポートしていく診療姿勢を問いかけた研究発表が多くあった.
ポスター発表では,発表者との質疑応答が時間が過ぎるまで続けられ,その熱心さがうかがえた.

英国の歯科医療改革-1-
―新庄文明前長崎大学歯学部教授(英国・ロンドン滞在)―

 英国に在住するすべての住民を対象にするNHSが発足して以来の大改革による新しい歯科診療制度が4月1日より開始された.NHSとの契約に基づく診療に従事する歯科医師はすべてが,従来の出来高払いから給与制に移行し,患者は数百の項目別に定められた診療行為ごとの診療報酬の一定割合を負担する制度から,診断と予防,保存治療,補綴治療の3つの診療行為群に分けられて,本数にかかわり無く一定額を支払うこととなった.
また,従来の自由開業から,当面の新規開業は認められず,すべては当局の指示する地域に限られることになる.この改革は,医療の不平等を是正し,歯科医師の業務を軽減して予防を進めやすくし,患者負担をも軽減することを意図したものと説明されているが,歯科医療現場の戸惑いは隠せず,約1割の歯科医師がNHSを辞退することを表明している .

ニチイ学館が24億5,500万円の特別損失
―子会社日本デンタルサービスを精算―

 ニチイ学館は,6月28日の株主総会で,子会社日本デンタルサービス(東京・千代田区神田駿河台,増田尚紀社長,資本金1億円)の清算を明らかにした.
 日本デンタルサービスは,医療機関経営,コンサルタント業務を行っておりニチイ学館が70%出資していた.
 清算額は24億5,500万円,特別損失(貸倒引当金繰越)として決算に計上した.なお,日本デンタルサービスは9月末に営業を停止する.清算の原因は歯科診療所グループ新世会(24軒の診療所)の経営悪化とされている.

予防歯科,インプラントなどに期待
―新たな歯科医療需要等の予測に関する総合研究―

 平成17年度厚生労働科学研究(医療技術評価総合研究事業)「新たな歯科医療需要等の予測に関する総合研究」(主任研究者宮武光吉・財団法人口腔保健協会)のアンケート調査結果(大学教授と歯科医師会長)によると,今後10?20年間で取組むべきものは,再生医療,予防歯科,口腔ケア,インプラント,検査・診断技術を挙げた回答が多かった.
また,口腔保健の向上が全身の健康に貢献するものとして,歯周病予防による糖尿病,循環器疾患,肝疾患,感染症,認知症などの関連が確認されており,今後歯科分野の需要が増加するとの回答も目立った .

News Head Line

5月25日〜6月25日

★「80 20」2割超.
80歳で自分の歯が20本以上残っている人の割合が21.1%になり,データを取り始めた1987年以来,初めて20%を超えたことが,厚労省の2005年歯科疾患実態調査で分かった.同省では2010年までに20%クリアを推進してきたが,計画より5年早く目標を達成した.

★松風,インプラント販売へ.
松風は米国の歯科材料製造販売バイオロック・インターナショナルとインプラントシステムなどの国内独占販売契約を結んだと発表した.薬事申請を行い,承認がおり次第販売を始める.

★住友3M 虫歯治療にCAD/CAM.
患者の歯型を画像情報として取り込み,欠けた部分に合う高強度セラミックスの修復物を設計・製造するCAD/CAMを開発.全国に2万近くある歯科技工所のうち経営規模の大きい技工所を中心に契約先を広げ,2010年に10億円の売上高を目指す.

★モルテンがケアセット. 
ボール製造のモルテン(広島市)は高齢者向けに電動歯ブラシなどの口腔ケアセットを発売した.ブラウン社製の電動ブラシと保湿スプレー,舌クリーナー,口内清掃ブラシ,入れ歯清掃ブラシなどのセットで7,770円.


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